神戸ルミナリエ
ききょう 写真提供はBさん
のうぜんか
ヒイラギの花
しろはなひがんばな
くずの花
いなほ 写真はBさん提供
きりぎりす 写真提供はBさん
カンナ
ふよう



| 俳子俳句セレクション 2003 |
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君影草 ひと夜の夢の はかなくて |
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緑陰や 単坐無想の 刻ありて |
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ほうたるの 棲む川ありて 故郷なる |
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星祭 笹に結びし 恋みくじ |
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柔らかき 言の葉少し 酔芙蓉 |
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ものみなに 感謝御礼 稲の花 |
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きら星も 月も出でませ 長寿村 |
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遊覧船 ふれんばかりに 秋燕 |
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はらからは 恙なしとや 柿の秋 |
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須磨の海 秋麗尽くる ところなし |
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死ぬときは 笑みて往きたし 夕紅葉 |
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煩悩は 滅しがたしや 除夜詣 |
| 2003年 春 |
| 1 |
春郊や 六甲山も 間近なる |
| 2003年 夏 |
| 2 |
街若葉 戸毎に違ふ 色甍 |
| 3 |
緑映ゆ 朱甍白亜の 洋館に |
| 4 |
君影草 ひと夜の夢の はかなくて |
| 5 |
緑陰や 単坐無想の 刻ありて |
| 6 |
卯波光 出漁一舟 傾ぎゆく |
| 7 |
ほうたるの 棲む川ありて 故郷なる |
| 8 |
額の花 急坂多き 遊歩道 |
| 9 |
山あぢさゐ 海よりの風 なまぬるく |
| 10 |
七変化 雨気ふくみし 低き雲 |
| 11 |
濃あぢさゐ 雨垂しげき 異人坂 |
| 12 |
星祭 笹に結びし 恋みくじ |
| 13 |
君来ずや 待宵草の 数ふえて |
| 14 |
凌霄花 色もあせずに 散りにけり |
| 15 |
死にたしよ 凌霄の花 散るやうに |
| 16 |
万衆の 頭上一閃 大花火 |
| 17 |
大夕焼 大橋かかる 海峡に |
| 18 |
蝉しぐれ 今日は五打数 三安打 |
| 2003年 秋 |
| 19 |
きりぎりす 野球少年 力走す |
| 20 |
新涼や 梳く手になじむ 長き髪 |
| 21 |
夜の秋 化粧をとれば 素顔なる |
| 22 |
花ききやう 俳友は和服の 似合ふ女 |
| 23 |
柔らかき 言の葉少し 酔芙蓉 |
| 24 |
百日紅 風強き日も 雨の日も |
| 25 |
秋の蝉 雨の合間を 鳴きにけり |
| 26 |
老残の 身をさらすごと 八月尽 |
| 27 |
花カンナ 地滑りありし 崖うえに |
| 28 |
カンナ咲く 超ゆるはかたき 芭蕉発句 |
| 29 |
青一天 野萩は風に あらがはず |
| 30 |
山上より 海原越ゆる 銀河かな |
| 31 |
大銀河 われ六尺に 足らざるに |
| 32 |
一寸の 目の玉ふたつ 銀河見る |
| 33 |
あきあかね 水より出でて 地や空に |
| 34 |
ものみなに 感謝御礼 稲の花 |
| 35 |
われもまた 農の末裔 稲の秋 |
| 36 |
葉と茎と 風に揺れたる すすきの穂 |
| 37 |
きら星も 月も出でませ 長寿村 |
| 38 |
コスモスや 孫を真中の 老夫婦 |
| 39 |
ほおづきを もむ子鳴らす子 赤ほつぺ |
| 40 |
秋桜 女ひとりの 京の旅 |
| 41 |
こぼれ萩 両手に受けて みたきほど |
| 42 |
実の薄き 毬栗ひとつ 拾ひけり |
| 43 |
鵙高音 藍那の里の 夕まぐれ |
| 44 |
遊覧船 ふれんばかりに 秋燕 |
| 45 |
けもの道 進むも退くも 真葛原 |
| 46 |
照れば華美 翳れば野卑に 葛の花 |
| 47 |
草の花 いつやも知れず 散りにけり |
| 48 |
曼珠沙華 死生一如と 思ふべし |
| 49 |
み仏に たむけて白き 曼珠沙華 |
| 50 |
六甲の 大尾根小尾根 いわし雲 |
| 51 |
鳥は翔べ 木々は色づけ 秋の空 |
| 52 |
はらからは 恙なしとや 柿の秋 |
| 53 |
灯火親し ウェブ図書館を 訪ひもして |
| 54 |
須磨の海 秋麗尽くる ところなし |
| 55 |
秋澄むや 港まぢかに 諏訪の山 |
| 56 |
長き夜や 海面に揺るる 街あかり |
| 57 |
あわだち草 ここにも地震の 仮設跡 |
| 58 |
過敏症 あわだち草の 濃きほどに |
| 59 |
地味なれど 程よきほどに 梅紅葉 |
| 60 |
幼な児の 手にひとひらの 紅葉かな |
| 61 |
車庫入りの ローカル電車 山紅葉 |
| 62 |
照紅葉 銀の湯に入る 芸妓衆 |
| 63 |
本尊は 出湯紅葉や 瑞宝寺 |
| 64 |
死ぬときは 笑みて往きたし 夕紅葉 |
| 65 |
秋惜しむ ワイングラスを 傾けて |
| 2003年 冬 |
| 67 |
身ほとりに 憂きこと多し 冬に入る |
| 68 |
急峻の 岩場いとはず 石蕗の花 |
| 69 |
暮早し 街の灯の 眩しほど |
| 70 |
短日や 無償残業 長くして |
| 71 |
今日もまた仕事 勤労感謝の日 |
| 72 |
冬の雨 路面まぶしき ネオン街 |
| 73 |
湯豆腐や 七人の敵 忘れをり |
| 74 |
鉢植の 向きかへなほす 小春かな |
| 75 |
我もまた 土に還る身 落葉踏む |
| 76 |
末黒野 耐へねばならぬ 事あまた |
| 77 |
六甲の 黒き山影 寒北斗 |
| 78 |
枯尾花 月も欠けたる 仮設跡 |
| 79 |
鎮魂の灯よ 神戸ルミナリエ |
| 80 |
ルミナリエ 老いも若きも みな笑顔 |
| 81 |
ルミナリエ 人ごみ厭ふ こともなく |
| 82 |
気ぜはしき 折にのんびり ルミナリエ |
| 83 |
柚子入れて 少しぬるめの 長湯かな |
| 84 |
銭湯や 柚子を入るるも ふんだんに |
| 85 |
妻とまた ふたりだけの クリスマス |
| 86 |
柊や 清くつましく 朗らかに |
| 87 |
注連飾る だだそれだけの 路地暮らし |
| 88 |
煩悩は 滅しがたしや 除夜詣 |


柚子の実
神戸の街と港
ジャコバサボテン
シチダンカ
Photo in こうべ すずらんだい 2003