須磨観光ハウス 味と宿 花月(2)                    *
       



  「須磨観光ハウス 味と宿 花月」のある
     須磨浦公園は、風光明媚にして
     歴史ある地なのです…。

  いや、失礼 !
     前置きが長くなりました。

  「須磨観光ハウス 味と宿 花月」で
     日帰りの風呂と食事を楽しむのが
     今回の目的でした。

  思いなおして石段を上っていくと、
     スイス山荘風建物(左写真)の前に出ます。
       
       
        







  左写真は「花月」の玄関ドア。

  「花月」は神戸市の迎賓館だった由緒ある建物。
    大阪湾一望建築百選に選ばれた名館。

  年代がかった重厚な感じのする扉なので、
    柔らかく押すべきか、そろりと横に開くべきか、
    はたまた、ドアマンが開いてくれるのか、
    迷っている…と、
    なにもしないでも開く自動ドアでした。
       
       
         







  中に入ると、さすが須磨の奥座敷。

  照明を落とした薄暗がりに、
    太く艶のある柱や梁が浮かびあがります。

  左写真の右奥に見えるは、「花月」のレストラン。
    須磨の海を見下しながら、
    特選神戸牛や鮮魚が自慢の懐石料理などが
    楽しめます。
          
            
                

  風呂と食事が楽しめる「日帰りプラン」を
    予約していたので、2階の和室に通されました。

  窓から須磨の海が見えます。
  若葉木立ちの間に見えるのは、
            神戸市立海釣り公園です。

  昼食の前に風呂に入りました。
    良いお湯でした。
    湯上りに部屋でくつろいでいると、
    静かで、時が止まっているかのようでした。

  ひねもす のたり のたりと波が寄せる須磨の海を
    眺めていた蕪村の姿を思い浮かべました。
    そして、蕪村にでもなったかのように、
    あるかなきかの風に揺れる若葉を
    ぼんやりと見続けました…。    
      
      
         










  ほどなくして、昼食となりました。

  色とりどりの食材を詰め合わせた会席料理。
  上品なお味でした。   
       
        
         
  「花月」の「花」は桜の意。
    樹齢60年を超える桜は見応えがあるそうです。
  「花月」の「月」は、「源氏物語」の主人公が見た月、
    芭蕉があこがれた「須磨の月」の意。

  「花月」の若葉の季節もまた格別で、
    ここが古戦場跡とは思えないほど静かでした。

      静かなる 時の贅(ぜい)あり 若葉宿
      若楓 そよめく風は 海手より     俳子

  人間の営みは矮小で、例えば平敦盛の悲劇ですら、
    大自然の悠久の営みの中では、
    その奥深き静寂を深める
    舞台装置のひとつでしかないかのようでした。

 食事の後は、今も源平の昔と変らぬ緑を保つ松林
    (左写真・須磨浦公園内)を散策しました…。
     
      
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