サザンカ
 
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    2021年 新年・冬 ( 5 )   *  
 地震の朝 寒月赤く 残れるを
 冬地震に 身も世もなしに 泣きしひと
 貝の冬 地層に残る 地震の跡
 寒朝や 地震の記憶の ひび割るる
 寒天や 震度四にも 身が震へ
 寒晴や 黙にも響き あるごとく
 震災忌 希望の灯り ともし継ぐ
 つながるは 縦横交互 くさり沍つ
 さざんかの 咲きつぐ綾と 散る色と
 さざんかや 散るとき見ゆる 人の裏
 さざんかや 三八式の 歩兵銃
 学徒征く さざんか坂の ぬかるみを
 さざんかや 人馬は征きて 帰らざる
 風花や 問はず語りの 語り部に
 貝殺し 油の地獄 牡蠣フライ
     近松門左衛門作の人形浄瑠璃「女殺油地獄」より
 パソコンの オフの画面の 奈落寒
 鄧王の 臍を噛みたる 寒さかな 『春秋左氏伝』より
 友垣の ひとり抜けたる 寒さかな
 薄暗き 三和土にゐつく 寒さかな
 ねんねこよ 親のゐぬ子は 寒かろう
 大寒の ひんがしの空 月細し
 寒朝や ミルクの膜の 深き皺
 寒中の 手水の水の 尖るがに
 墓山に 鳴き声寒き 鴉かな
 水寒し 涸れて嵩なき 天井川
 老寒し 多重配線 コンセント
 老い人の 手先冷たし 気は寒し
 寒き日や きしきしぎしと 骨がなる
 耳寒し ばれざる嘘と いふはなく
 口寒し 舌禍小次郎 敗れたり
 息白し すれ違ふひと みな無言
 腹黒き 人も吐くなり 白き息
 息白し サタンのやうな 耳をもち
 人行かぬ 貧乏坂を 息白く
 息白し 太極拳も 未熟にて
 白き息 かかる距離にや 十字星
 とにかくも 吐くほかはなし 白き息
 初場所の 力士の胸に 汗にじむ
 寒き夜に あったらいいな 糸電話
 寒の夜の 奇跡起こせや 燐寸の火
 夜寒し 寝返りうつも ままならず
 隠沼の氷るや 朝の淋しとき
 発すれば 地へと沈みて 声氷る
 気温表記に マイナスつけず 北の冬
     北海道では冬、気温9°といえばマイナス9°であることが多く、
     暖かい日は、ことさらにプラスをつけて、「きょうはプラス2°」と
     いうらしい。とにかく寒いらしい。
 寒の水破りて 寝惚け顔洗ふ
 寒き日や 両手に受くる 水尖る
 封ずれば 溢れて出づる 寒の水
 寒中や つゆも動かぬ 鯉の髭
 寒鯉の 水は重きか つゆ浮かず

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