梅雨茸
 
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       2021年 夏 ( 13 )   *
 481  梅雨ごもり コロナごもりに 疲れ果て
 482  梅雨の家の 屍斑めきたる 壁の滲み
 483  梅雨昏し 時代遅れな 句をつくり
 484  梅雨深し 街路に光る ネオンの灯
 485  梅雨深し 庭木はなべて 泪の木
 486  深梅雨や 鏡の奥も 湿りゐて
 487  梅雨深し 身内の沙汰の 疎ましく
 488  去るひとの 音のみ残る 梅雨の夕
 489  梅雨深し 暗き夜道を 傘さして
 490  門川の 水嵩も増せり 梅雨の夜
 491  心音の 漏るる夜闇 梅雨深し
 492  傘白く 雨靴赤く 梅雨暗し
 493  空に穴 あくがごとくに 梅雨激す
 494  空泣くな 誰か黴雨を 止めてくれ
 495  昼暗し 梅雨の底ひに 川激し
 496  深梅雨や 摩耶に滑め坂 ころび坂
 497  手を伸べて 出水が跡の 高さまで
 498  梅雨茸 昼でも暗き 森の奥
 499  梅雨茸の 能くさびらの ごと殖えて
 500  人間は 地球の黴ぞ 菌伸ばす
 501  白黴や リストカットの 跡深く
     小学校6年間を同窓で過ごした青年、
     幾度となく自殺未遂を繰り返して、
     最期には、三島由紀夫の後を追って果てた。
 502  押入れの 黴の臭ひが 脳天へ
 503  忍び来て 脳にはびこる 白き黴
 504  人類の 滅びし後も 黴の花
 505  黴わきて バイキンマンの ハヒフヘホ
 506  赤貧の 入らば出られぬ 黴の家
 507  横向きに 入る古書肆屋 黴臭ふ
 508  黴臭き古書肆や 黙の横歩き
 509  万札も 青く黴れば 触れがたし
 510  花咲くも 困りしものぞ 黴の花
 511  饐飯や わが俳諧も 饐え腐る
 512  セロテープ 朽ち剥がれてや 紙魚の川
 513  若き日の 愛読書いま 紙魚の海
 514  紙魚巣くふ 読まずに積みし 和書洋書
 515  紙魚走る 古書万巻を 読むにたけ
 516  和書洋書 漢籍問はず 紙魚齧る
 517  紙魚齧る わが自信句も 穴だらけ
 518  結末は 二転三転 紙魚の跡
 519  這ふ紙魚の 「安宅の関」に 阻まるる
 520  紙魚の穴 真犯人の 名を隠す

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