香  水
 
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      2021年 夏 ( 17 )   *  
 浜駈けの 足裏を焦がす 熱砂かな
 灼け砂を蹴りて 足裏の白き君
 灼くる日の これぞ青春 乱反射
 灼け破船 竜骨折れて むき出しに
 日は悪魔 イスラムびとの 墓灼けて
 朱夏のまち 鴉一声 こゑ焦がす
 旱雲 好いた惚れたの 声乾く
 旱川 底ひの岩の 黒ずめる
 日焼田の 土くれ白し ひび割れし
 夏旱 段畑痩せて 影持たず
 叛きたる 吾子にふるあぐ 旱星
 旱星 より遁走の 宇宙人
 暑き日や 匙音高く カレー食ふ
 マイナスの夏や 家計簿見て嘆く
 夕凪や 兵庫運河の 水淀む
 夕凪や 風を起こさぬ 象の耳
 夕凪や 路地を荷風が 日和下駄
 風死して 人心地なき 夕まぐれ
 風死すや 心の旗も 垂れさがる
 風死して 一人称の 俳句かな
 風死すや 小志も失する 老が坂
 風絶えて ジャスミン匂ふ 中華楼
 夏の夜や アポクリン腺 全開す
 体液の 滲みて饐ゆる 熱帯夜
 熱帯夜 身の穴なべて 緩びける
 体表の 穴といふ穴 発汗す
 汗滂沱 人の体は 穴だらけ
 体臭は わが身が煙り 汗匂ふ
 美しき汗や 鼻つく臭ひもち
 汗臭ふ エクリン腺を 惑はせて
 汗かかず 富もて人に 汗かかす
 働くや 光みごもる 玉の汗
 継続は力ぞ 顔の汗拭ふ
 床に染みあり 闘魂の汗ならむ
 黒光る 青毛に汗の 悍馬かな
 汗の粒 飛ばして迅き 葦毛かな
 眠るのも 一仕事なり 嬰の汗
 汗の子や 抱きて日の蔭 風の道
 水飲めば みな汗となる 野外フェス
 こんなにも 汗かきをるに 愛渇く
 髪洗ふ 手より腐蝕の 水こぼれ
 シャワー浴ぶ 身の昂ぶりを 鎮むべく
 シャワー浴ぶ 流せど脱げぬ 身の鎧
 ビル夜景 香水よりも 香を放ち
 整形の 顔に化粧と 香水と
 香水や 浮気の虫の 浮かれ出て
 香水に惑ひて 恋の深痛手
 悪女ぶる 香水毒香 まき散らし
 香水や ときに死を呼ぶ 香を放ち
 あやふやな距離にや 妻の薫衣香
 片蔭を はみ出てシャドウ ボクシング
 片蔭や 煉瓦倉庫の 壁厚し ハーバーランド
 どこいくも 片蔭のみの オフィス街
 片蔭の 途切れし後の ひとり影
 片蔭の 途切れて久し 田舎道
 片蔭や ここは下町 路地小路

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