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      2021年 夏 ( 18 )   *  
 萍の 茂りて水面 漂はず
 うきくさや 水は淀みて 清からず
 うきくさは 水を頼りて 外に出でず
 水路にも 藻らが戦ひ 青みどろ
 平らかと いふ涼しさに 湖鎮む
 糸みみず 側溝泥に 頭を入れて
 尻ふりて 下水の底の 糸みみず
 浮塵子の からだ透明 影持たず
 浮塵子の 小さき魂や 透き通る
 蝙蝠の 羽はじぐざぐ 広げ飛ぶ
 青大将 手足が生えて 龍となる
 禁断の 実を欲りをれば 蛇が舌
 ながむしや 鼠を食めば 瘤なして
 蛇睨む サタンのやうに 笑みもらし
 蛇なれば 漏らす息さへ 生臭し
 水尾ひきて 夜叉ヶ池ゆく 蛇の首
 水渡る蛇や まつたき身をさらし
 激流を ものともせずに 蛇渡る
 蛇よぎる 驚きの声 こゑなさず
 日表に 残す翳濃し 蛇逃ぐる
 蛇失せて 草の騒めき 消え残る
 逃げ去りし 蛇の残像 毒蛇めく
 蛇衣を脱ぐ おのが影脱ぐやうに
 脱皮する蛇や 心の痛む日に
 蛇衣を 脱ぎて忘るる 蛇蛇が魂
 脱ぎ捨つる 蛇の衣や 裏返る
 縞蛇の 抜け殻もまた 縞々で
 邪の道を 歩みて今は 蛇の衣
 いづこにも 咎なき蛇ぞ 疎まるる
 ながむしの 機先を制す 長き棒
 蛇つつく 手垢まみれの ステッキで
 のたうてど 蛇はなかなか 死なざりき
 蛇死すや 怒りのまなこ 閉ぢぬまま
 眼裏の 蛇の残像 発光す
 殺したる 蛇のたたりと 思ふべし
 青蜥蜴 匂ひ嗅ぐのに 舌を出し
 青き舌 出して威嚇の 大蜥蜴
 紅蜥蜴 血を吐くごとく 舌出して
 見ておくれ これが噂の 黒蜥蜴
 蜥蜴這ふ 翼を持たぬ 悲しさに
 守宮這ふ 玻璃戸の空を 踏み外し
 終の家に 守宮宿六 家喰妻
 家の霊 ゐるを知りしか 古ゐもり
 野鼠の 穴かと見れば 蛇の穴

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