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      2021年 夏 ( 5 )   *  
 初蛍 水より出でて 火をともし
 わが胸に ほうほうほたる 飛んで来い
 蛍飛ぶ 回転椅子の 向く方へ
 川闇に いのちを燃やす 蛍の火
 恋唄を 闇に競へば 火の蛍
 しあわせと 思へば消ゆる 蛍の火
 息細き 心の闇に 蛍飼ひ
 前世には 蛍なりしと いふ女
 さびし夜は 蛍となりて 迷ふとや
 うつしみの 内と外とを 蛍飛ぶ
 幸うすき 女の目にも 蛍の火
 蛍追ふ 闇うつくしき 川辺道
 川闇に 飛ぶもかなはぬ 草蛍
 生も死も 川闇がなか 草蛍
 恋果ての 蛍ぞかかる 水の罠
 蛍死す 小さき籠の 深き闇
 蛍火の 燃えがらひとつ 拾ふ夜
 眼裏に 蛍の棲みて 老いらくに
 花蕊を 深く蔵して 釣鐘草
 覗きみる 蛍袋や 秘密めく
 気休めを 蛍袋に 入れておく
 願ひごと 蛍袋に 詰めすぎて
 疲れてや 蛍袋に 眠るひと       
 寝飽きたら 蛍袋を 出でよかし
 糸とんぼ 水面近くに 風生まれ
 ぬばたまの 黒髪匂ふ 五月闇
 さみだれて 雨垂れしげき 長庇
 五月雨や 濡れて膨るる 雑木山
 五月雨や 堰堤水を 溢れしめ
 睡蓮の 花開く音 聞こゆほど
 鯉が来て 睡蓮池の 水皺む
 睡蓮や 水より出でて 水疎む
 白蓮や 泥田の匂ふ 朝まだき
 寺池の 濁りゆるさず 蓮の花
 白蓮の 花芯近きに 悟りの座
 仏座す 蓮の高さに 風渡る
 白蓮に 極楽よりの 余り風
 蓮ひらく 悲しみ深き ときでさへ
 眠り姫 目覚むるがごと 古代蓮
 ほとけ見し 顔して清し 蓮見客
 蓮池の 河童怪しや 屁の河童
 白蓮の 散りゆく刹那 時とまる
 葬列の 悲咽がえごの 花散らす
 潮騒の 聞こゆる近さ 浜昼顔
 柿の花 こぼれて路地の 昼下り
 朴一花 ちちははおはす 空が上
 花びらの ひとつねぢれて 泰山木
 泰山木の花や 整ひ過ぎもせず
 死後二年 泰山木が 花の中
 卯月光 木の花白き 憂い秘め
 アマリリス 少女ソプラノ 声澄めり
 アマリリス 赤子けなげに 泣き通す
 アマリリス 神説きたまふ ひと静か
 若竹や 伸びゆくものは 天を向き
 背伸びして 天には遠き 今年竹
 竹の皮脱ぐや 傷口ひらくやうに

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