カタツムリ
 
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      2021年 夏 ( 9 )   * 
 古池に 跳び込む蟇の 後ろ脚
 ひきがへる 座せば古武士の 面構へ
 面太し 仏の池の 蟇
 楽珍や 雌の背にのる 蟇の雄
 諍ひは 池にもありて 蟇の恋
 鳴く蟇に ありさうでなき 喉仏
 戯画なれば 蟇も後ろに 反り返る
 青蛙 風のそよぎに 細葉揺れ
 大地蹴り 空をも蹴りて 夏蛙
 雨蛙 雨にうたへば 雨しとど
 雨蛙 貌あふむけて びしよ濡れに
 森に棲む ものらが気息 遠河鹿
 杣谷は 風伏すところ 河鹿鳴く
 右は三木 左は須磨や かたつぶり 藍那・長屋門
 大陸を 漫遊中の 蝸牛
 夢見るは 地球一周 かたつむり
 でで虫や ここはまだ富士 三合目
 動きても 動かざるかに 蝸牛
 木の枝を 逆さ伝ひの 蝸牛
 角ふりの でで虫しばし 立ち往生
 でで虫の 糞をたるるは 殻が中
 万歯もつ 妖怪獣や かたつぶり
 でで虫や 尖りて硬き 万歯もち
 でで虫の 腹足伸びて 砥粉色
 海鳴りの わが耳奥の かたつぶり
 まひまひの 僅かばかりの 後じさり
 蜘蛛の囲に かかりて太る 雨雫
 病むときは 蛍袋に 身を潜め
 悪なすび 大悪人の 相なさず
 青苔や 湿りて暗き 谷底に
 著名なる 異人が墓や 苔青し
 苔茂る 裏六甲の そこここに
 青苔や 雨降り出せば 葉を広げ
 実梅落つ 黄ばみてまろき 尻見せて
 五月雨や 雨垂れの音に せかされて
 梅雨寒の 川に呑まるる 朽ち木かな
 水の上 越えて水行く 梅雨の川
 梅雨晴れに 曝すターヘル アナトミア
 梅雨の夜の 青きスパーク 都電過ぐ
      芥川龍之介の顔写真を見て
 一日の 薬十錠 梅雨湿る
 焦げ臭き 竪穴住居 梅雨湿る 大歳山遺跡公園
 梅雨湿る 空気すらもが 腐るがに

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