ブドウ
 
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      2021年 秋 ( 6 )   *  
 黒葡萄 棚下重く 垂れさがる
 片肺を 捥ぎとるやうに 葡萄もぐ
 葡萄もぐ コロナ肺胞 とるやうに
 キスしてよ 葡萄の粒を 吸うやうに
 芳醇の 香り一刻 桃熟るる
 どんぶらこ 大きな桃が どんぶらこ
 吾子生るや 桃から生るる 桃太郎
 瓢箪は くびれてなんぼ 酒とろり
 瓢箪の いばりのような 酒を呑む
 小ぶりなる 瓢箪ほどの 歌袋
 瓢箪の 中はがらんど 酒をくれ
 温め酒 酔へば黙する 腹の虫
 菊酒や あとはよしなに 興じあれ
 登高せよ 日本語といふ 高台へ
 秋霖と 見しが甚雨の 夜となる
 飼猫の 身丈三尺 秋の雨
    「秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる」より
 初嵐 転校生が やつて来る
 お相手は 才色兼備 初嵐
 美女率を 云ひだす男 初嵐
 初嵐 おちょこ返りの 傘の骨
 
 稀有なる ゲリラ豪雨や 初嵐
 驚天の 空吹き飛ばす 初嵐
 初嵐 日本列島 反り返る
 台風や 荒ぶる水に 海溺れ
 秋の変 天変地異と 人災と
 野分来て ダム天端の 仁王立ち
 野分過ぐ 人寄せつけぬ 川の嵩
 木の根まで さらひてゆきし 秋出水
 山川に 祈りて鎮む 秋出水
 太き木の 谷へと傾ぐ 秋出水
 
 走り根の 下土に秋の 出水跡
 野分過ぐ 道に横たう 骨の傘
 文月や 書きて出さざる 文ひとつ
 壮絶な 臥病十年 獺祭忌
 御しがたし ちょい悪爺の 敬老日
 顔役の つもりがひとり 敬老日
 ともかくも 長寿を褒めて 敬老日
 濡れ鹿の 妻恋ひをれば 三笠山
      『妹背山婦女庭訓』より

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