寒 椿
 
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     2022年 新年・冬 ( 7 )   *  
 241  一本の 燐寸をすれば 寒の手に
 242  冬錆の 錨おろして ロシア船
 243  寒風に 古りし墓石の 露西亜文字
 244  尾根越えの 寒風痛し 鉄拐山
 245  飢寒の地や 開墾するも 易からず 北海道開拓史
 246  一鍬も たたぬ寒土を 掘りてみる
 247  殺光 焼光 略光 支那寒し
 248  満州や 氷りて硬き 兵の糞
   満州の兵舎のトイレには、氷った糞が円錐形に嵩なしていた。
   その先端をカナヅチで壊してからでないと、新しく糞することができなかった。
   中学の教師が、何度もそう語っていた。
 249  シベリアの 凍土に眠る 捕虜の骨
 250  ソビエトに沍つ 幻のコンミューン
 251  極寒の 夜の死なずば 朝は来ず
 252  鎌鼬 絆創膏の 痛ましく
 253  狼の遠吠え 闇を突き抜くる
 254  狼の あと追ふやうに 人滅ぶ
 255  狐火や 真闇が闇を みがく真夜
 256  狐火や 闇でまなこを 洗ふ間を
 257  狐火の 正体見たり 諏訪稲荷
 258  寒雷や 愚鈍にささる 犀の角
 259  寒雷や 天地のひかは 受くるなく
 260  靴下の 穴よりのぞく 寒夕焼
 261  寒没日 老いが身内の 気も失せて
 262  寒林や 明るき空に 枝はりて
 263  日だまりを 選りて寒林 通り抜く
 264  寒ぼたん 花芯崩れて のち萎る
 265  寒ぼたん 助六傘の 影が下
 266  咲きしぶり 散り急ぐかに 寒牡丹
 267  みづからの 深紅に朽ちて 冬薔薇
 268  寒椿 死は垂直に 落ちてくる
 269  寒椿 一輪落ちし 後の寂
 270  寒桜 鳥一羽だに 寄らしめず
 271  寒禽の一声 空を裂きあがる
 272  寒鷹や 捕らへし鳥を 縦裂きに
 273  寒の鴨 尻つき出して 藻をあさる
 274  餌やれば 鳩に遅れて 寒雀
 275  鳩狩れば 骨まで喰らふ 寒鴉
 276  俺のこと 阿呆と嗤ふ 寒鴉
 277  嗚呼ああと 嘆くでないぞ 寒鴉
 278  逃げ迅し 影置き去りの 寒鴉
 279  だみ声を 残して去りぬ 寒鴉
 280  寒鶯や 歌を思ひて 声のなく

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