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      2022年 春 ( 17 )   *  
 641  柔らかき 春に触れてや 指の夜
 642  祈祷師の 声が揺るがす 春の闇
 643  春闇に 双手合掌 千手仏
 644  春闇や 両性具有 なればよき
 645  いづこにも 闇の芯なき 春の闇
 646  マジシャンの 指より消ゆる 春の闇
 647  マジシャンの 消しし万札 春おぼろ
 648  マジシャンの 指に生まるる 春おぼろ
 649  億年も 前の光や 星おぼろ
 650  われ座すが この世の岸か 月おぼろ
 651  文字にせぬ うちは名句や 月おぼろ
 652  目つむりて 点字に触るる 指おぼろ
 653  朧夜の 終着駅に 降りる客
 654  朧夜や 先にお行きよ べとべとさん
 655  老い顔の 中に我あり 窓おぼろ
 656  おぼろ夜や 叩きて直す ボケ頭
 657  朧より おぼろへ白き 影流る
 658  春月の 出でて朧の 湯屋の空 有馬温泉
 659  春月や 西に関ある 現光寺 須磨・現光寺
 660  春月を ながめて一夜 現光寺
 661  陽炎の高さに 昼の灯浮標
 662  陽炎に躓き 風に流さるる
 663  衣透けて 夕かげろふの やうなひと
 664  しののめの かひやぐらめく 摩天楼
 665  海上に 浮く街揺れて 蜃気楼
 666  蜃気楼 揺れたゆたふは 空か吾か
 667  海ゆかば 都市が屍か 蜃気楼
 668  住みたきは 沖つ都や 蜃気楼
 669  手の届く ところまで来て 逃水に
 670  逃水を 遠く追ひ来て 腹空きぬ
 671  逃水の 最寄りの駅と いはれても
 672  春愁に 伸ぶるに重き 象の鼻
 673  春愁の 屈折率を はかりかね
 674  春愁や どれも似てゐる 百羅漢
 675  消しゴムで 消すまでもなし 春愁ひ
 676  囀るや 大樹が空の 明るさに
 677  囀や 迦陵頻伽を 真ん中(センター)に
 678  囀の 高音低音に 風遊ぶ
 679  震へてや 囀を吐く 一大樹
 680  尻尾ふり 胸を反らせて 囀れり

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