蓮の花
 
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     2022年 夏 ( 13 )   *  
 茅の輪抜け 穢れある身を 抜けきれず
 茅萱の輪くぐりて 厄の尾を踏まず
 That's enough! 雨が筋なす 梅雨半ば
 増水の ダムを見にゆく 梅雨晴間 石井ダム
 梅雨晴間 行く手をはばむ 岩襖 芦屋ロックガーデン
 書架奥の わが青春の 書を曝す
 泥飛沫 あげて独走 梅雨競馬
 黴臭き 物置蔵の 明かり窓
 黴臭し 昼でも暗き 座敷蔵
 黴の世や 指皺むほど 手を洗ふ
 黴の世や 陰影深き 脳の皺
 自画像を 剥がせば壁の 黴白し
 降りさうな 降らなささうな 梅雨曇
 宿六も まがねも錆ぶる 梅雨湿り
 梅雨湿る けふもあしたも あさつても
 ワイパーが 見開く街や 梅雨の夜
 梅雨深し 智慧の道ゆく 女傘 須磨寺
 振り向けば 振り向きてをり 梅雨の傘
 梅雨暗し 頬に両手を 置く女
 梅雨深し 病気捜しの 妻の愚痴
 音なすは 雨垂ればかり 梅雨深し
 深梅雨の ジビエ解体 けもの臭
 頂を 雲に隠くして 梅雨の山
 致死量を 瞬時に越える 梅雨の川
 山と街 呑みこむ龍や 梅雨豪雨
 梅雨末期 なにも映さぬ 泥の川
 選ばざる もしもの道に 沙羅の花
 合掌の 蓮の蕾の ふくよかに
 蓮開く 秘むるものなき み仏に
 花びらに 釈迦を寝かせて 未敷蓮華
 古代蓮 ながき眠りを ほどくかに
 全開の 蓮の花びら 十六枚
 白蓮の 玉座にほとけ 葉に蛙
 若くして 戦死せしとや 蓮の花
   若くして戦死するのを「散華」といって美化した時代がありました。
   散華とは、もともとは仏を供養するために華を散布することで、
   蓮の花を撒き散らして清め、仏を迎えるためのものでした。
 蓮の葉や 銀の雨つぶ 落ちもせで
 晴れの日や 花魁草の 花五弁
 合歓の花 母ふところに 寝落つ子に
 白昼の 夢より淡し 合歓の花
 わが庭の 真中に咲きて 野萱草
 植ゑし人 だれもゐぬのに 花萱草
 桑の実の 朱が黒となる 鄙の里
 桑の実の 鈴なりなるを 二三粒
 早々と 蝉鳴きをるに 戻り梅雨
 白南風へ みなと神戸の 人力車
 海風の 塩気濃密 梅雨明けぬ
 梅雨明けて 餌を欲りて鳴く 鴉の子
 梅雨明や 天辺も咲く 立葵
 立葵 齢に負けし 背を正す
 梅雨明けて 終の世に置く 忘れ傘
 雨明けて うだりぐだりの 永き夏

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