病 葉
 
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      2022年 夏 ( 33 )   *  
 1281  被爆樹の 再生しかと 夏柳
 1282  生きめやも 被爆が蝉の 末裔も
 1283  永らへて 異郷に修す 原爆忌
 1284  異郷にて ひとりで悼む 原爆忌
 1285  異郷にて 何もなさざる 原爆忌
 1286  異郷にて 原爆の日の 空仰ぐ
 1287  胸奥の 白き欠落 原爆忌
 1288  ピカドン忌 忘るる怖さ 知る辛さ
 1289  デラシネの 我を淋しむ 夏の夕
 1290  回帰せよ 十七歳の 真夏へと
     俳子が17歳の時、『セブンティーンのヒロシマ』という
     200枚余のエッセイを書いて、母校の文芸誌『彩雲』に発表。
     誰が寄贈したのかは不明ですが、広島平和記念資料館の
     資料室で今でも読むことができると思います。
 1291  夏果の 磯に魚の 溺死体
 1292  原爆忌 祈りのことば 口にせず
 1293  夏空へ 一句一字の つぶて撃つ
 1294  わが草矢 受けてみよやと 句を放つ
 1295  一本の鉛筆 万の愛の夏
    松山善三作詞の『一本の鉛筆』は、
    「第一回広島平和音楽祭」参加曲で、美空ひばりが歌った
 1296  あの夏の ただのひとつの 貝かけら
 1297  夏休み 川に流せし 草の舟
 1298  日本史も 世界史もなき 夏休
 1299  夏籠る 二枚合せの 鏡なか
 1300  凡の夏 デジャビュの今日 繰り返し
 1301  晩涼や 溶けてだらりの 脳髄に
 1302  夜の秋 ゆるり爪切る 湯浴みあと
 1303  夜の秋 あうらはいつも 柔らかく
 1304  柔肌に 風かすかなる 夜の秋
 1305  湯上りの 風のあきらか 夜の秋
 1306  沐浴の 嬰児すやすや 夜の秋
 1307  羽抜鶏 朝日に鳴けば 火の貌に
 1308  病葉や 古拙な布の 端切れめく
 1309  病葉の ほころび隠す 夕かげり
 1310  坂道の 上も坂道 街晩夏
 1311  観光船 岬まはれば 夏終る
 1312  絵日記に 花丸ひとつ 夏終る
 1313  愛に紆余 恋に曲折 夏終る
 1314  めくるめく 浜辺の夏の 短かけれ
 1315  夏果の 波が残せし 死魚の骨
 1316  夏終る 砂の指文字 すぐに消え
 1317  さよならの 指にこぼるる 夏の砂
 1318  喉の棘 ぬけざるままに 夏果つる
 1319  夏果の 廃寺が手水 水腐る
 1320  太陽の 眩しき夏の 短かけれ

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