トウガラシ
 
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     2022年 秋 ( 4 )   *  
 隣る世に ちちははおはす 秋彼岸
 あの世まで 透けて快晴 秋彼岸
 彼岸花 地蔵さまより 畦づたひ
 彼岸花 子攫ひ鬼の 隠れ家に
 曼珠沙華 蕊ふるはせて 泣くといふ
 曼珠沙華 これより先は 黄泉の域
 秋風や 無名戦死の 墓いくつ
 原子まで 透き通る秋 いただきへ
 六甲は 摂津が高嶺 秋澄めり
 秋澄むや 百万尺の 彼方まで
 馬の目に 青き秋あり 晴れ渡る
 どこまでも 墜ちて底なし 秋の空
 砂丘には砂紋 空には鰯雲
 天網を うちて大漁 鰯雲
 天網に掬はば 多き鰯雲
 貧しさに馴れて 今宵も鰯焼く
 稲の香や 山田錦の 誉ある
 風の来て雀呑みこむ稲穂波
 稲の波 穂先重たく 垂れしまま
 丹精の 証しがここに 豊の秋
 黄を見れば 大和と思ふ 豊の秋
 うしろ手に 歩く農婦や 里の秋
 二の鳥居 臆せず潜る 稲雀
 磔に されて笑顔の 案山子かな
 野の風に 弥次郎兵衛めく 吾亦紅
 共にゐる ことの安らぎ 吾亦紅
 吾亦紅 恋の火種の 燃え尽きて
 だらしなく 垂れて綾なす 大毛蓼
 金色や 夕日が中の ゑのこ草
 田の神を 送るころかや 秋夕焼
 てかてかの 尖がり帽子 たうがらし
 喉に燃え 腸にて爆ずる 唐辛子
 不意なるが楽し どんぐり森に落つ
 どんぐり落つ 前に後ろに 音立てて
 どんぐりも お菓子も分けて 半分こ
 忙しなく 飛びて休まず 小灰蝶
 蓑虫の 枝端たばねし 破れ蓑
 ぼろ蓑を まとひて鳴くか 小蓑虫
 鬼の子も 季節の神に 従へり
 痩せ蚯蚓 鳴くに疲れて 虫の息
 山を出て 空を転がる 霧の粒
 幾曲り すれば峠か 霧深し
 霧しぐれ 服の濡るるを 拒めざる
 霧の夜や 見えず聞こえず 言葉なく
 霧の声 君の背中に 届くまで
 白露は 月の泪か 夜にこぼる

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