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     2022年 秋 ( 8 )   *  
 野の風に 弥次郎兵衛めく 吾亦紅
 共にゐる ことの安らぎ 吾亦紅
 吾亦紅 恋の火種の 燃え尽きて
 虫鬼燈 幼きころに 置き忘れ
 だらしなく 垂れて綾なす 大毛蓼
 たがために 咲くやは知れず 草の花
 金色や 夕日が中の ゑのこ草
 田の神を 送るころかや 秋夕焼
 喰ひたるは ふたつの命 子持鮎
 てかてかの 尖がり帽子 たうがらし
 唐辛子吊るすや 逆さ炎めく
 喉に燃え 腸にて爆ずる 唐辛子
 男爵は 子爵が下か 男爵芋
 悪相の じやがいも茹でて 笑はしむ
 棉の実の 弾けて白し 畑の昼
 棉の実や 清く貧しく 衒ひなく
 落石と 思へば椎の実 落つる音
 櫟の実や 音を違へて 椎の実も
 不意なるが楽し どんぐり森に落つ
 木の実落つ 森を歩けば 頭や肩に
 どんぐり落つ 前に後ろに 音立てて
 木の実降る 背山が森の 明るさへ
 里山の森に どんぐり時雨かな
 どんぐりも お菓子も分けて 半分こ
 好きな子に まんまるまるの どんぐりを
 膝ついて 渡すどんぐり 孫は姫
 忙しなく 飛びて休まず 小灰蝶
 凪待ちの舟 風待ちの秋の蝶 アサギマダラ
 蓑虫の 糸一本の 宙酔遊
 蓑虫の 枝端たばねし 破れ蓑
 ぼろ蓑を まとひて鳴くか 小蓑虫
 蓑虫の 蓑笠自慢 雨しとど
 木に依るや 鬼の捨て子の 衣食住
 鬼の子も 季節の神に 従へり
 蟷螂の 虫喰ふときの はづれ顎
 聖徒とは 俺のことかと 祈り虫
 蚯蚓鳴く 醜きゆゑに 愛されず
 痩せ蚯蚓 鳴くに疲れて 虫の息
 寒露の夜 風に重さの あるを知る
 露の世や 今宵も仮面 舞踏会
 手つかずの 月の雫が 露になる
 露の世の 来世に遺す 粒ひとつ
 一粒の 露に過ぎざる 水の星
 露こぼす 水の星より 無辺へと
 山を出て 空を転がる 霧の粒
 乳色の 霧が霧押す 地蔵谷
 霧流る 天狗の口を 出でしより
 幾曲り すれば峠か 霧深し
 行くほどに 濃くなる霧を 峠越
 霧しぐれ 服の濡るるを 拒めざる
 霧の夜や 見えず聞こえず 言葉なく
 霧の声 君の背中に 届くまで
 ほどけゆく 霧の中より 山男
 行き暮れて 大樹の傘に 露しのぐ
 白露は 月の泪か 夜にこぼる

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