一位の実
 
     
    楝の実
 
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     2022年 秋 ( 9 )   *  
 鬱蒼と 昼でも暗き 茸山
 森奥の 暗きに茸 菌糸網
 森きのこ 地下千丈の 菌糸網
 茸生う 森に菌糸を めぐらせて
 茸生う 枯朽が土に 還るまで
 腐葉土は ほどほどが良し 茸生ふ
 暗がりへ 森の湿りへ 茸狩
 ひざまづく ことが喜び 茸狩る
 大籠に 小さき茸の ひとつきり
 茸狩の をみなが笑ふ 森の奥
 火のなきに 煙立つなり 煙茸
 瞠目刮目瞑目 一夜茸
 茸喰ふ 鹿の糞より 菌糸体
 烏瓜 人を拒まず 受け入れず
 烏うり 怨嗟はいつも 赤黒く
 吊るされて 風にも揺れず 烏瓜
 字余りの やうな零余子や まだ落ちず
 啄めど 草落つる実の 無尽蔵
 雨雫 ひとつ垂らして 一位の実
 無縁塚 たれ供へしか 実むらさき
 美男かづら 掛け花瓶より はみ出して
 葉隠れに 美男葛の 真くれなゐ
 手にのせて あふち大樹の 実の豊か
 楝の実 振れば振子の やうに揺れ
 ゴムパチンコの 弾は大粒 あふちの実
 楝の実 放てば的の 大き音
 栴檀の実 こぼるる数珠の ごと落ち
 瓢の実や 潰しのきかぬ 俳句馬鹿
 瓢の実の 虚ろが音の ひょんひょんと
 瓢の実の 鳴るか鳴らぬか 息の妙
 幼ナには 吹けずじまひの 瓢の笛
 無患子の シャボンなかなか 吹き飛ばず
 贋作を つかまされてや 梅擬
 幸せを よそほふ日々や 梅擬
 菱実る 沼の水面を 舟ゆるり
 口縦に 笑ふ妖怪 あけび熟る
 瓢箪の 腹がよぢれて 笑ひ死す
 青春の 日々は還らず 榠樝熟る
 深皺の やうな疵もつ 榠樝の実
 歪みゐて 変哲もなき 榠樝の実
 十あらば 十の形や 榠樝の実
 抱擁の刹那や ざくろの実割るる
 ざくろ裂く 機の熟すれば おのづから
 ふるさとの 一荷の届く 柿の秋
 串柿や 外はにこにこ 仲(中)むつまじく
 子規庵で あんパンふたつ 柿ひとつ
 ニュートンの林檎 アダムとイブの恋
 禁断の林檎や をみな隠し持つ
 堕ちたくば 堕ちてみよとや 赤林檎
 許そうぞ 林檎を齧る 後の厄

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