萩の屑
 
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     2022年 秋 ( 1 )   *  
 ゆきあひの橋や 渡るも天翔けて
 逢ひにゆく 鵲の橋 揺らしても
 ゆきあひの橋や をのこの影白し
 彦星や 星の王子の 住むといふ
 女星へ 億光年の 逢瀬行
 星今宵 胸の炎が 星となる
 星の妻 肩をだくには 君遠く
 星合の 空に浄暗あるを 疑はず
 秋の蠅 木切れ二本の 十字架に
 爆忌来る 神すら黙す 聖廃墟
 浦上忌 神も燃ゆるを まぬがれず
 浦上忌 妻子爆死の 証明書 松尾あつゆき『原爆句抄』
 ナガサキ忌 紙切れのみが 遺りゐて
 ケロイドの 胸にロザリオ 汗かかず
 露草や 骨を拾ひし 手で祈る
 八月に 爛れし神が 祈るとや
 西瓜熟る 叩けば甘き 音がして
 後ろ手に のぞく古井戸 西瓜冷ゆ
 井桁より のぞく水底 西瓜冷ゆ
 南極を 見事外して 西瓜切る
 西瓜食む 上目遣いに もの言ひつ
 西瓜食ふ 口より種を 連射しつ
 縁側は 種吐くところ 西瓜食む
 口端より 庭地にこぼす 西瓜汁
 秋暑し アイロン今も 余熱もち
 盆踊る 腰でさばくが 阿波男
 盆秋や 先祖の魂は 山にあり
 竹槍を突きて 八月十五日
 爆撃に 竹槍かざす 敗戦日
 何に耐え 何思ひしか 敗戦日
 国敗れ 民も破れて 夏山河
 裏路地の 昭和の匂ひ 地蔵盆 
 群れては鳴かず 独唱の 法師蝉
 ひぐらしの 声の跡形 暮れなづむ
 隅掃かぬ 掃除ロボット 秋暑し
 炊きたての 米の香のする 稲の花
 秋ひまはり 枯れても高き 位を保つ
 おしろい花 朱唇皓歯の ひとの手に
 括られて 色濃くなりぬ 庭の萩
 こぼれ散る 萩を惜しみて 阿弥陀堂 須磨・明光寺
 敗者には 敗者の誇り 倒れ萩
 本花より 濃き紫や 萩の屑
 大き家も 人住まざれば 葛の花
 南縁の窓や ゴーヤの蔓茂る
 けふ色の 芙蓉もあすは あすの色
 百代の過客 一反の蕎麦の花
 コスモスの 風が風呼ぶ 風の丘 布引ハーブ園・風の丘
 コスモスや 一花あまさず 風に揺れ
 桃をむく 白指細く 謎めきて
 無花果の 葉もて隠す 喉仏
 無花果を 娼婦のやうに すすり食ふ
 偉丈夫も 猫背になりて 葡萄もぐ
 洗ひ水 くぐらすだけの 黒葡萄

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