裸 木
 
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     2022年 冬 ( 2 )   *  
 巻き癖の 髪余らせて 冬帽子
 ナフタリン匂ひて 祖父の冬帽子
 暮早し 夕づつ出づる ビル谷間
 字足らずの 難句がひとつ 日短
 短日に 静かに狂ふ 古時計
 山眠る 森の深きに 木も眠り
 山眠る中や 木を伐る音響く
 日を沈め 月を浮かべて 山眠る
 枯木にも 枝の賑はひ 朝日さす
 裸木や 空近きほど 枝細く
 裸木の 影に奥行 なかりけり
 川堰の 冬木が中の 死木白し
 枯木立 闇からまりて 闇に消ゆ
 枯木星 慧玄が這裏に 生死無
 枯芙蓉 涙はすぐに 涸れ果つる
 水草枯る 水になじみて 抗はず
 枯はちす 退路断たれし 兵のごと
 枯はちす 死地をくぐりし やも知れず
 落葉朽つ 俳子死すとも 句は遺る
 荒星の 吹き残されて 天の座に
 荒野行く ここは枯野が 零番地
 地の果へ 句狂俳子が 枯野行く
 どこまでも 枯野を歩く 土を踏む
 くだら野の 一草として 風を受く
 日に乾き 月に濡れたる 枯尾花
 命みな 土に還りて 枯野なる
 枯野踏む 我も大地が 屑と消ゆ
 冬雲の 流るる速さ 家傾ぐ
 傷心の 君が肩抱く 冬夜道
 死ぬほどの 恋など知らず 枯蓮に
 冬薔薇 悼み言葉を 口籠り
 枯菊や 未練がましき 色残す
 白鳥の 長き助走や 池羽搏つ
 行く雲も 戻る千鳥も 須磨の関
 水の上に 声を重ねて 鴨鳴けり
 鴛鴦の雄や 雌尾の影を追ふ
 輪の外に 鴛鴦の雄 一羽だけ
 鳩鳴くや 冬ざれの森 笑ふかに
 極道猫 長き冬毛を 逆立てて
 達観の 境地は遠し 冬至光
 湯もみして 十指に余る 柚子揺らす
 冬湯治 柔肌なじむ 湯湧の湯
 クリスマス 闇にほのぼの 和蝋燭
 ひとつ灯に ひたひ寄せあふ クリスマス
 冬の灯の 暗きを急ぐ 帰路となる
 煤逃や 老いても妻に 従はず
 煤逃を 人でなしとは めつさうな
 煤逃の 主いづこや 帰宅せず
 何事も 省くは嫌ひ 古日記
 来し方は 美しか悪しきか 古日記

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