藍        那   *

   藍那 INDEX…藍那(春) (夏) (秋) (冬)

            藍        那   ( 冬 )

          冬…小春日の 日溜り浄土 ひさごむし
            野の果に 咲くやも知れず 冬薊

            古神戸湖 落葉化石の 深眠り
            しんしんと 地層深きに 落葉古る

            賽銭は 木の葉のみにて 野の仏
            お供えに 木の実ひとつを 添へ拝す (季:秋)

            冬ざれて 草に雨降る 隠れ谷
            風蕭々 草ことごとく 枯れはてて

            溜池に 羽音水音 鴨の声
            四五羽来て 気配一変 鴨の水

            隠沼の 闇に影なす 浮寝鳥
            鴨啼きて 野沼の鈍き 水明かり

            風あらば 風に向かひて 鴨翔てり
            翔つ鳥の 姿美し 冬の朝
            群鴨の 翔ちて彩なす 水の紋

            窯中の 炭は焼けたか けむり黄に
            炭焼の けぶり地をはふ 里野末

            くたら野に 日溜り少し 鳥すだく
            ときをりは 鵲噪鴉鳴 大枯野

            四顧茫々 空の低きに 枯野星
            もの枯るる 音のあるかに 霜月夜

            菜畑に 霜置く頃や 里の夜
            満天に 星あり地には 霜の花

            風絶えて 深き霜降る 峡の里
            霜枯の 畑を農婦の 背の円く
            開墾の 畑を捨てたる 農の冬

            初氷 里に谷池 皿の池
            谷筋の 重ね池にも 初氷

            日に黄金(こがね) 月に銀白 枯尾花
            降る雪や 里に古りゆく 茅葺家

            闇青く 月影白き 寒の里
            物の怪を 鎮むる杜や 寒三日月

            山の端に 寒月細く 吹き残す
            寒朝や 沼よりあがる 水煙

            日溜りに 羽をひろげて 凍てし蝶
            四方枯れて 風嘯々の 野となりぬ

            日落つれば 枯野が末の 風尖る
            くだら野の 虜囚となりて 彷徨へり

            老どちも 騒ぎをるなり 雪二寸
            菜畑の 緑増す見ゆ 雪の朝

            野仏の 頭に残る 冠雪

            日脚伸ぶ 藍那古道を とぼとぼと
            日脚伸ぶ 西の空より ひかり降る

            おごそかに 地霊うごめく 春隣 (藍那八王子宮)
            枯るるは枯れ 朽つる朽ちて 春を待つ

            人恋へば 枯野のはての 空真青    俳子

         藍那八王子宮(写真中央)と農村歌舞伎舞台(写真左)

      
          あいな里山公園の炭焼き窯

             藍那・上池の鴨
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