無 動 寺 / 六條八幡宮 / 箱木千年家 * |
無動寺/六條八幡宮/箱木千年家…春 夏1 / 2 秋1 / 2 冬 |
無動寺 / 六條八幡宮 / 箱木千年家 ( 春 ) |
春…風強く 春は名のみの 山が里 (箱木千年家) きさらぎの 翼ひろげて 里の鳶 (丹生・坂本) 野火猛る かつて唐櫃に 夜襲あり (唐櫃多聞寺焼き討ち) 落城や 丹生が里に 野火走る (丹生山明要寺跡) 野火打てば 抗ふ炎 色を増す 空を舐め 地を焦がしてや 野火激す 野火猛る 滅びの色は 赤黒く 野火猛る 気炎揺るれば 山もまた 春時雨 無動寺不動 明王像 (無動寺) 稚児眠る 丹生の山より 涅槃西風 (柏尾台) 印南野を うるほす疎水 水温む (山田川疎水) 先祖より 受け継きし田や 春耕す (山田町東下) 山里の 空を一閃 初燕 (山田町福地) 同じ家の 同じ軒下 燕来る 寄りしかと 思へば飛翔 軒燕 放棄田の 水の溜まりや 蝌蚪の乱 (藍那古道・義経道) 蝌蚪群れて 浮きつ沈みつ 水濁る 春風や サイクリングの 始発駅 (つくはら湖) 木の芽道 サイクリングの 列過ぐる 銀輪をつらねて 桜吹雪へと サイクリング 四月の風を 総身に ドラマティック サイクルロード 駆けて春 里の春 表で子らが 呼んでゐる (山田町福地) 春風の 吹きゆく先を 追ひてゆく (鷲尾氏の 屋敷跡) 四方の春 丹生の八幡 三重の塔 (六條八幡宮) 丁石に 導かれてや 春の山 (丹生山) 城跡へ 続く山路や すみれ草 (丹生山明要寺跡) 石垣の 遺る山城 花すみれ 切通し 抜ければ城や 杉の花 城跡に 今を盛りと 杉の花 丹生山の 千年杉の 花散りぬ 春霞 日本の臍に 近き里 (丹生・坂本) 蒲公英や 畦道長き 丹生の里 麗らかや 丹生に堰なす 呑吐ダム (箱木千年家) のどけしや 字名の残る 峡の里 のどけしや 同姓多き 峡の里 丹生山の ふところ深く 春の湖 (つくはら湖) 竜天に 登る呑吐の 飛瀑より 鳴く雲雀 雲ひとつなき 鄙の空 (山田町東下) 昼告ぐる 子午線上の 揚雲雀 揚雲雀 農夫農婦の 里訛り 夕雲雀 老ゆれば老いの 里心 揚雲雀 義経駈けし 藍那道 (山田町東下) 丹生山の 裾野近くに 落雲雀 源平の 天下分け目の 告天子 稚児墓の 椿は色を 争はず (北区稚児ヶ墓山) 稚児塚や 椿は落ちて 空に向く 夜よりも 深き闇あり 椿落つ 墓山や 白き椿も 赤く落つ 墓山の 椿落つれば 血みどろに 血の色に 踏みしだかれて 椿道 落ち首か 赤渋色の 落椿 山椿 落つればそこが 稚児の墓 咲かざれば 落ちざるものを 花椿 椿落つ 稚児ヶ墓山 ガレ場坂 椿落つ 一の谷への 隠れ道 (唐櫃台・多聞寺) 落ちてなほ 椿の艶を 失はず 落椿 踏みしだかれて 果つるまで 春泥や ダムに沈みし 屋敷跡 (箱木千年家) 抜くはずの 足が手強き 春泥へ ダム底の 春の泥濘 やはらかし 水底に 影の走りて 柳鮠 (柏尾谷) 川魚の 早瀬に迅き 夏隣 春の田へ 急ぐも迅き 谷の水 水張りて 空も入れたる 春田かな 春窮の 昔を今に 義民の碑 (新兵衛石) 山路来て 藪原迷ふ 春の果 (花折山) 俳子 |
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丹生神社 |
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稚児ヶ墓山 |
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山田町東下(写真中央に「鷲尾家屋敷跡の石燈籠」が見える) |
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六條八幡宮・三重塔 |
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箱木千年家 |
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