初    花 *

        春…花咲くを 待つは長きか 短きか
          産土の 花の蕾は まだ固し

          夜半の雨 花のほぐるる 気配濃く
          催花雨や 老も負けじと 腰伸ばす

          待ちわびて 花はまだかと 訪ね来し
          花訪へば うすうす紅き 玉蕾

          けふあすと 思ひし桜 まだ咲かず
          あしたには 咲くやも知れず 仇桜

          まだ蕾なれど もうすぐ初花に
          万蕾や あすには開く 桜花

          娘十八 咲けよ咲けよの 初桜
          はよ咲けや 目白も鵯も 花を待つ
          一木に 千枝万蕾 春を待つ

          空仰ぐ 我にほほゑむ 初桜
          初花の 恥ぢらふやうに 咲きにけり

          初花や 人の触れざる 風が中
          毎年や 思はざるとも 花は咲く

          初花の 開く音して 峡の里
          初花の 色に落花の 影宿る

          幹紅く 枝なほ紅く 初桜
          咲きぎはの 桜こずゑの 桜色

          初花は白く 盛れば桜色
          天空の 光あつめて 初桜

          国生みの 島とや花の 咲き初むる (伊弉諾神宮)
          しきしまの やまと淡路が 島桜

          日の本の 天に日輪 地に桜
          産土の 匂ひほのかに 桜咲く

          訪むれば 花眼にかなふ 若桜 (奥平野舞桜)
          産土の 匂ひほのかに 桜咲く

          日を受けて 日ごと膨らむ 花となる   俳子

                ソメイヨシノ

                山 桜

             淡路島・伊弉諾神宮の桜

              徳川道(白川)の山桜

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