春    雷  *

          春…天空を 横に流れて 春の雷
            あなたなる 空に遊びて 春の雷

            春雷や 天地相寄る 一刹那
            春雷や 天地開合 するがごと

            春の雷 もののはじめの 混沌に
            春の雷 おのころ島の 天垂れて

            春雷や 夜は海より 生まれくる
            春雷や 淡路が島を 産み落し

            春雷や 空のほころび 見えそめて
            真夜の空 ひび割るるかに 春の雷

            天変のさきがけ 春の雷激す
            春雷や 地平線まで 舌のばし
            春雷や 空を抜け落つ 雨が粒

            天と地の あはひに迷ふ 春の雷
            零コンマ 一秒ほどの 春の雷

            尖塔の 光る十字架 春の雷
            春雷は 天に帰らず 地に落ちず

            春雷や 太鼓は打ち手 次第にて
            春の雷 俳句は人を 優しうす    俳子


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