揚 羽 蝶 * 夏…君放つ 影より出でて 黒揚羽 路地裏の 百花繚乱 黒揚羽 揚羽蝶 花から花へ 酔ふごとく 野の花に 恋をするかに 揚羽蝶 黄揚羽や 空へ金粉 こぼし飛ぶ 心まで 伝はる羽音 黒揚羽 あるだけの 色を集めて 黒き蝶 (季:春) 一瞬や 烏揚羽の 影光る ひかり野へ 残像白き 黒揚羽 黒揚羽 舞ふを見ている みずら髪 黒揚羽 追ひて思はぬ ところまで 蝶好む 水の淀みて 清からず (季:春) 黒揚羽 濁れる水を 呑みもして 揚羽蝶 年増盛りの 黒ドレス 揚羽蝶 酔生夢死の 星が下 六甲の 貴公子然と 碧揚羽 貴公子のやうに 青条揚羽翔ぶ 俳子 |
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