穴 惑 * 秋…尾先まで 脂ぎりたる 秋の蛇 血の多き日や 陽だまりの穴惑 神前に とぐろ巻きたる 穴惑 穴惑 人の影にも たじろがず 穴惑 五郎太石なき 城垣に 抜け穴の 多き石垣 穴惑 穴惑 入るは石垣 野面積み 穴惑 裏込め石に はばまるる 地下街の 迷路八方 穴惑 浮かれ世や スマホの穴に 蛇惑ふ うつし世に 惑ひまどひて 穴惑 穴入るを 惑ひて蛇の 匍匐行 旧式の 鍵穴ひとつ 穴惑 樫棒で をのこがつつく 穴惑 もういいかい まぁだだよ蛇 穴に入る Hole in one 入るは一穴 穴惑 石垣の 穴の暗きに 蛇入れり 穴入るや 低体温の 蛇眠る 入る穴に 身を絡めてや 蛇眠る 耳穴に 入る蛇ががさごそ 耳鳴りに 耳穴に 蛇入りをるか 難聴に 蛇穴に惑ひ ブラックホールへと 穴まどひ 惑ひ惑ひて あなかしこ 俳子 |
蝮の子(秋) |
前頁(秋の蛙)へ この頁のTOPへ 次頁(鴨来る)へ |
「穴惑」関連ページ…春の蛇(春) 蛇(夏) |
575 俳子ワールド |
俳子の俳句横丁 |
俳子のインターネット歳時記 INDEX版 |
神戸観光名所歳時記 |
須磨・句碑めぐりの旅 |
俳子の守破離俳句 |
俳子の独断状 |
ホームへ |