泡  立  草   *

          秋…長堤に 泡立草の 揃ひたつ
            鳥肌の 立つほど黄なり 泡立草
            十重二十重 あはだち草に 囲まれて

            捨畑や 泡立草の 黄に染まり
            放棄田に 泡立草の 盛りなる

            捨畑に 人の背丈の 泡立草
            棒をもて 泡立草を 袈裟斬りに

            葦原の 瑞穂の国の 泡立草
            泡立草 瑞穂の原を 黄にそめて

            刈りこめど しつこきほどに 泡立草
            産土は 拒むをしらず 泡立草

            年経れば 泡立草の 黄の薄れ
            あはあはと 咲きてこぼれず 泡立草

            争はず 泡立草の 蜂と虫
            泡立草 となりの蜜は より甘く
            泡立草 一花一花に 匂ひ壷

          冬…泡立草 真すぐに枯れて 倒れざる    俳子



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