干    柿   *

          秋…渋柿の なる数さびし とはいかず
            渋柿の 凡そ百ほど 稔りしを

            竹竿の 先に挟みて 柿をもぐ
            歯の立たぬ 強渋柿や 先尖る

            渋柿の 粒小さきも 皮をむき
            渋柿を むけば黒ずむ 指の先

            ひたぶるに 柿むく祖母や 背ナまろし
            ひたぶるに 渋柿むくや 指黒し

            皮剥ぎて 渋柿どもの 首吊るす
            柿簾 ばあやが奥で 腰のばす

            串柿や 外はにこにこ 仲(中)むつまじく
            軒低く 柿を吊るして 大地主

            柿すだれ ふるさとの景 すかし見ゆ
            干柿の 皺のリアルを 食しけり

            熟すまで 西条柿を 米櫃に
            はらからは 恙なしとや 柿の秋   俳子

              柿狩り

                                                     
               吊るし柿

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