鳳  仙  花   *

          秋…わが庭の つまくれなゐの 紅ぞ濃き
            緋をためて 花びら八重に 鳳仙花
            爪紅の 紅重ねたる 紅が上

            葉隠れに 隠しきれざる 鳳仙花
            つまべにや 葉裏に紅を あふれしむ


            つまべにや 幼きころより おしゃまにて
            鳳仙花 笑へばいつも 器量よし

                           爪染めて 恋ぞみのれと 鳳仙花
            指触れな つまくれなゐの 花襞に


            果皮われて 種はぜ散るや 鳳仙花

            つまべにの 実のはずるごと 恋はずる
            鳳仙花 触らばこぼるる ほろほろと

            つまぐれに 紅涙となる 雨雫
            つまべにの 爆ぜて狭庭の 静かなる   俳子



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