稲     妻  *

          秋…稲妻や ぬばたまの闇 ひび割るる
            稲妻や 前触れもなく 闇を裂き

            帯電の空や 怒りて稲光る
            稲妻や 脳にはきかぬ 鎮痛剤

            稲妻や 播磨の灘に 突き刺さる
            稲光る その一瞬を 震へ見る

            稲妻や 妻の背中に ある殺意
            稲妻の 届かぬ先や 闇深し

            稲妻に 驚く君の 声光る
            ニューロンの 発光激し 稲光る

            天と地の 闇が媾合 稲光る
            身ごもりぬ 洞に稲妻 走るとき    俳子


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