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          秋…影長き 送電塔や 里の柿
            丹生山の 風が磨きし 次郎柿

            七国も 七里もみな 柿の秋
            柿の秋 奥六甲の 里棚田

            竿あげて 空の余白の 柿をもぐ
            捥ぎてすぐ 皮もむかずに 柿かじる

            柿食へば ふるさとの川 近くなる
            柿みのる 静かな里や 晴れわたる


            渋柿や 老ゆればわかる 人の味
            渋柿や 老いても頑固 一徹に

            日に育ち 風にもまれて 柿熟るる
            主なき 屋敷が庭や 柿熟るる

            熟しては 柿渋からず 固からず
            旨さうな 熟柿落ちては 朱のあくた

            写生とて 絵皿にのせる 柿ひとつ
            柿の種 土に植ゑても 実はならず    俳子




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