鴨 来 る   *

        秋…鳥渡る 大いなる空 あますなく
          九天の 上を渡りて 鳥来たる
          鳥渡る 山に扇港 錨印

          雲間より こぼるるごとく 落雁す
          夕空を 一筆書きに 落つる雁

          初鴨の 数を違へて 振り出しへ
          初鴨の 入り乱れてや 鳴き交はす

          魚沈み 雁また落つる 隠れ沼
          雁のこゑ 落ちて沼面の 薄明かり

          落雁の 声はなやぐや 沼が奥
          雁来る 暮れて明るき 水の面

          君が名を 呼べば応ふる 小雁
          雁啼きて 夜の帳の おりそむる    俳子





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