木 槿 * 秋…陽当りて 紅のほのかに 八重槿 街裏の 古き教会 花木槿 夕翳の 届かぬ先の 紅木槿 底紅や 親も惚れたる 器量よし 底紅や 心底惚れし ひとなれば 底紅や 愛には愛を 返すべく 底紅や 胸の奥処に 燃ゆるもの 底紅や 秘むれば拝し 見たくなり 底紅の 花芯がほどの 心傷 悲しみの 深き淵より 白木槿 底紅や 秘めてかがよふ 才もある 底紅や 秘むれば木偶も 尊けれ 底紅や 不遇なる身を いとほしみ 青ざめし馬や 木槿を食むといふ 俳子 |
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底 紅 |
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