鹿    *

          春…草食みて 目元やさしよ 孕み鹿

          夏…母のなき 鹿の子あはれや 乳首欲る

          秋…闇深し 女鹿驚く 雨の音
            濡れ鹿の 妻恋ひをれば 三笠山 『妹背山婦女庭訓』より

            樹の皮を 齧りつくして 神の鹿
            神の鹿 門前の糞 はばからず

            鹿伏すや 闇夜に耳を そばださせ
            見返りの鹿や 一声残し去る

            鹿の秋 肉屋の鉤に 吊るされて
            まぼろしの 鹿は月なき 空へ跳ぶ   俳子




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