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           冬…初氷 里に谷池 皿の池
             初氷 朝日にひかる 田の窪み

             谷筋の 重ね池にも 初氷
             赤き実の 綺羅を封じて 初氷

             掻掘の 池荒寥と 初氷 (森林植物園・長谷池)
             初氷 手水舎の水 透き通る

             庭未明 端より氷る 池の水
             氷はる 音にぞ五感 とぎすます

             隠沼の氷るや 朝の淋しとき
             蝉氷 羽化もできずに 水と消え

             首洗ひ 池に張りたる 青氷
             敦盛が 無念をここに 池凍る

             天然の 氷切り出す チェーンソー (自然体感展望台 六甲枝垂れ)
             氷室へと 厚さ三寸 氷板

             六甲の 青き氷を 暗渠へと
             葉屑すら 艶めき光る 氷なか

             池凍る 小腰かがめて 一歩二歩
             池凍る 夜来の雪を のせもして
             魂叫ぶ 凍裂音の 響く夜に

             逢はざれば 今生の悔ひ 夕氷雨
             発すれば 空へと抜けて 声氷る   俳子


             しあわせの村・日本庭園(池)

              北区・長坂道の溜池

                                          
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