都 鳥 * 冬…小春日や そばに寄り来る 百合鴎 斑かに 冬毛生え初む 鴎かな 冬鴎 空青ければ 青に舞ふ 冬鴎 立ちて運河に 水の紋 日に飛びて 水に安らぐ 百合鴎 波に翔ち 風に遊ぶや 百合鴎 百合かもめ 飛ぶに疲れて 艫や舳に 百合かもめ 海より湧きて 海に帰す 行く雲に ふるさと遠き 都鳥 都鳥 埠頭の端に 来て止まる 望郷の 泪なりしか 都鳥 須磨浦の 雫落とせり 都鳥 碇場に 吹き溜まりてや 冬鴎 浮寝鳥 波も立たざる 船溜 水の面を 鎮めるごとく 浮寝鳥 水禽の 背負ひし影の 揺らがざる 俳子 |
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