餅     搗  *

           冬…腕まくり 手に唾かけて 餅を搗く
             餅搗の 杵ふりおろす 怒り肩

             杵の音 臼に落として 餅を搗く
             我は搗く 君はこねろや 年の餅


             一椀に 五菜の雑煮 めでたしと

             不揃ひの 餅焼く祖母の 背ナまろし
             束の間の 祖母のまどろみ 餅焦がす

             餅ふくる 恨みつらみは なけれども
             餅焼くや あの世この世の あはひにて

             幼には 切るに切れざる 鏡餅
             水餅や 焼けば膨れて 湯気蒸気

             膨れ面できて 寒餅焼きあがる
             われ愛す 焦げ切餅の ふくれ面
             焼餅を 千切りて食す 齢なる   俳子

           ホテル・オオクラ神戸の新春 餅つき



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