節     分  *

           冬…追儺の灯 鬼は魔物か 神体か
             わらんべの 口あけて泣く 鬼やらひ

             鬼やらひ 右往左往の 鬼追ひて
             逃げまどふ 鬼はがに股 節分会

             鬼やらひ 恐るるものの なき世にも
             怖さうで どこかをかしき 鬼やらひ

             松明の 火屑散らして 鬼やらひ
             松明の 残滓たまはる 追儺かな

             節分会 巫女の面差し ふくよかに (湊川神社)
             金鶏の 鳴きごゑ可笑し 節分会 (有野町唐櫃・山王神社)


             節分の 豆投げられて 鬼となる
             逃げまどふ 鬼を笑ひつ 豆を撒く
             豆撒や 大鬼のみが 際立ちて

             身の内に 鬼飼ふやから  豆はやす
             身の鬼に 豆撒く術の なきやうな

             鬼ゐぬに 外に撒く豆の 五六粒
             身の内の 鬼にも分かつ 年の豆

             節分の 鬼面をとれば 優男
             幕間に 鬼のくつろぐ 追儺式


             爪先で 弾きてすます 年の豆
             年の豆 数の足らぬを よしとして

             巻き食へば 四方八方 みな恵方
             鬼やらひ 最期に笑ふ 者たれと    俳子

          
      節分花壇   於:神戸市北区鈴蘭台西町・中畑山南公園

              湊川神社 豆撒き

             しあわせの村保育園制作

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