短 日 * 冬…野暮用と 云ひて出かける 日短 短日や 歩きスマホの 人多し 短日の 近道なぜか 回り道 物好きの 時間貧乏 日短 短日の 順番待ちの 豚饅屋 短日の USJの 最後尾 日短や はづれ馬券の そちこちに 殺すほど 憎くはあらず 日短 舶来の 時計チクタク 日短 短日に 静かに狂ふ 古時計 鼻眼鏡 越しに見上ぐる 冬時計 痛む腰 たたきて老が 日短 短日や きゃりーぱみゅぱみゅ みぱみゅぱみゅ 短日の 書類粉々 シュレッダー 短日に 十七文字の 悲歌哀歌 字足らずの 難句がひとつ 日短 白壁の 我が影長き 日短 暮早し ひとつ灯れば 次々と 暮早し 港出る船 入る船 時告げる 汽笛時計や 日短 暮早し 旧尾崎邸 和室跡 清盛の 墓探す旅 暮易し 暮早し 走りて下る 地獄谷 (有馬温泉) 暮早し 帰りは怖き 無縁坂 (塩屋・源平合戦戦歿者供養塔) 短日や 山より昏るる 裏六甲 海暮れて 山暮れ残る 須磨の冬 夕闇が 山の影呑む 日短 短日や 日月空に あひ入れず 暮早の 目ぢから奪ふ 闇とばり 暮早の 門を閉ざすも 念入りに 暮早し 過去と未来の 交差点 短日の 影につまづく 日なりけり 短日に 居眠りこくり 老深し 短日に 眠るやうにや 生くる奴 短日や 無償残業 長くして 一日は 二十四時間 日短 俳子 |
![]() |
神戸ハーバーランドの汽笛時計 |
前頁(凩)へ この頁のTOPへ 次頁(芭蕉忌)へ |
575 俳子ワールド |
俳子の俳句横丁 |
俳子のインターネット歳時記 INDEX版 |
神戸観光名所歳時記 |
須磨・句碑めぐりの旅 |
俳子の守破離俳句 |
俳子の独断状 |
ホームへ |