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        冬…寒茜 くび打ちあひて 鳴く鶴に
          一尋の 翼広げて 鶴の声

          鶴凍てて 声の限りを 鳴きにけり
          鶴一声 天にさへぎる ものもなく

          鶴一声 地を震はせて 天空へ
          一声を放ちて 天の鶴となる
          天に鳴く鶴に 地の鶴応えけり

          鶴の恋 かけあふ声は 地に落ちず
          鶴舞へば 白銀上の バレリーナ

        春…鶴とほく 翔けて帰らず 里の春   俳子



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