雪    女  *

           冬…天空の 花や舞ひきて 六花
             雪女 雪が雪追ふ 峡の夜

             真白なる 薄き影ひく 雪女
             影薄く 光冷たき 雪女
             奥山の 雪より白き 雪女

             口紅を とればむらさき 雪女
             紫の くちびる裂けて 雪女郎

             雪ん女の 黒き唇 白き歯牙
             美目すら 身の毛のよだつ 雪女

             吹きかくる 息美しき 雪の精
             影をひく 気配すらなし 雪女郎
             すれちがふ 姿妖しき 雪女

             振り向けば 雪しぶく闇 風が音
             雪激す 後姿の 見えぬほど

             雪に濡れ 風にしばるる 奈落闇
             天仰ぐ 即ちそこが 雪奈落

             雪奈落 いのちの帰る 闇を持ち
             もののけの 棲む闇深し 雪しまく

             たましひの 白く透くまで 吹雪く夜に
             たましひを さらひゆきしか 雪女郎

             地をはふは かの世の雪か 闇動く
             地吹雪が 視界を奪ふ 闇白し
             雪女 消えてひときは 白き闇

             しんしんと 雪降る闇を 黄泉路まで
             雪の夜に 白きをみなが 泣きにくる

             雪女 出さうな夜を 息細く
             雪やこんこ 狐こんこん 今夜来ん


             雪ばんば 泣く子はゐるか はよ寝たか
             降る雪や 白きをみなを 連れてくる
             雪降れば 狐狸が里曲に 下りてくる    俳子

           
     「おこちゃんの O−SAKA・DAYS!!」さんよりお借りしました。
       URL: https://blogs.yahoo.co.jp/taka_oko_nobulin >
   ご掲載ページ: https://blogs.yahoo.co.jp/taka_oko_nobulin/8140528.html

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