楪 ( ゆづりは ) *

         新年…ゆづりはや 親の恩には 子で報ひ
            ゆづりはの 小枝血色に 染まりをり

            ゆづりはや 家督いふほど もの持たず
            ゆづりはや 遺す財なく 家訓なく
            ゆづりはや 余白の多き 自前遺書

            ゆづりはや 我に過ぎたる 子が宝
            ゆづりはや 頼る長子も 家を去り

            親のあと どの子も継がず 親子草
            楪や うちの甚六 家持たず

            こころざし 違へど今も 親子草
            ゆづりはや 親子の宿世 おぞましく

            楪や これより老いが 最終章
            ゆづりはの 古葉朽ちゆく 庭が隅

            ゆづりはや 屁よりも軽ろき 家長の座
            楪や いつも遍き 親心   俳子


              ユズリハの花(5月)

            葉が入れ替わる前(11月)

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